期間工の人気が高まっている2つの理由

近年、不況による労働環境の悪化の中にあって、期間工という仕事が改めて再評価される動きがあります。サービス残業や労働時間の増加といった問題が社会問題としてクローズアップされるにつれて、期間工の労働環境が優れていることに注目が集まっているのです。期間工は、大手の自動車メーカーやその系列の自動車部品メーカーが主な雇用先です。これらの企業には労働者との間に、きめ細やかな内容の労働協約や就業規則などの働くルールが定められており、就業時間や残業手当についてのルールがはっきりとしています。

そのため、サービス残業や過剰な労働時間といった問題はそもそも発生しません。働けば働くだけ、労働基準法で保障された以上の残業手当をきっちりと払ってもらえるようになっており、残業時間も無理のない範囲に押さえられています。労働環境の劣悪な小さな会社で働くよりも、労働条件は遥かに勝っています。また、人間関係の煩わしさを嫌う人にも期間工の仕事は人気です。

工場での勤務は、自分の担当がはっきりと決められており、決められた仕事だけを機械的にこなすのが基本となります。そのため、職場の人間と綿密にコミュニケーションをとる必要はなく、上司に気を使ったり、同僚との親睦をはかるために飲み会や食事会、社員旅行などに無理やり参加する必要もありません。この気軽さが、人間関係で悩みがちな若者に支持されています。もちろん、挨拶などの基本的なことは必要ですが、職場に溶け込まなくてはならないというプレッシャーはなく、マイペースで仕事ができるのが期間工の特徴です。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です