消泡剤とはなにか特徴について

消泡剤は泡を消すと書きますが、その目的は泡の発泡量の調整にあって、一般的には発泡剤に添加する形で使用します。この発泡は液体が空気を包むことで泡が生成されますが、表面張力や粘度などのバランスで成り立っているといわれています。消泡剤は泡の膜を不安定にさせることで、泡のバランスを崩して発泡を抑制したり、阻止する効果を発揮するものです。消泡剤と一口に言っても高級アルコールや脂肪酸誘導体、金属石けんやシリコーンなど成分は様々です。

主な用途は排水やいわゆる抄紙で、パルプや塗工液に使うといった用途もあって、様々な場所や現場、目的で幅広く活躍しています。消泡剤は泡の弾性を損ねることで割れやすくする破泡作用と、膜の形成を阻害する抑泡作用、気泡同士をくっつけて破泡に導く脱気作用の3つが効果を発揮します。成分は大きく分けるとオイルと活性剤、そしてエマルジョンに分けられ、オイルは高温環境に耐えられることから高熱でも使用できます。即効性が優れているものの持続性は弱く、何よりオイルなので排水における油分の自然環境に対する影響が懸念事項となります。

活性剤は界面活性剤のことで、少量でも効果を発揮したり安定性に優れていて長期的な保存が可能なのが強みですが、比較的価格が高価で添加量の管理が必要なのが欠点です。エマルジョンは分散性に優れていて使いやすいですが、長期保存に不向きで経時による品質低下の恐れがあることから、保管環境や管理に注意を要する消泡剤です。

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