消泡剤の作用にはどのようなものがあるのか

製品を作る過程で、泡が発生すると品質が劣化し不良品・欠陥品ができやすくなります。泡がつくりだす製品のロスは、メーカーにとっては大きな損失です。その問題を解決するために用いられるのが、消泡剤という添加物です。消泡剤ですが、そのアプローチには3種類あります。

まず破泡は、泡ができた瞬間に消し去ります。どうしてそれが出来るのかというと表面の膜を作っている水に混ざりにくい界面活性物質が、水に混ざりやすい性質も含んだ消泡物質に置き換わるからです。その置き換えが行われると、膜が十分な厚さや弾力を保つことができなくなって、最終的に消え去ります。続いて抑泡ですが、気泡ができるときに表面に並ぶはずの界面活性剤物質を消泡物質が邪魔をします。

これにより、気泡が表面に浮かんできたらそのまま形を成すことができずに終わってしまいます。そして、最後となる脱気ですが、消泡剤を材料に混ぜることによって、が小さい気泡がくっついてどんどんと大きくなっていきます。大きな泡はそれだけ表面に浮かびやすくなります。そこに先の2つの作用が働くようにしておけば泡が消え去ります。

泡はものづくりをする上で厄介な代物ですが、存在するためには安定していなければいけないという弱点があります。これら3つの作用を使えば、その安定性を崩すことができるのが鍵です。どの作用を使えばいいのかは、対象となる発泡液の性質によって異なるのでしっかりと選ばなければいけません。

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