浅草のお寺と結びついた人気イベント

浅草は元々は由緒あるお寺の門前町として発展してきたという歴史を持っており、地元住民とお寺との間には強い結びつきがあります。

そのため、境内では季節ごとにさまざまなイベントが開催され、人々の交流の場となってきました。そうしたものの中には、多くの人がわざわざ遠方から訪れるほどの大イベントに成長したものもあります。浅草の夏を彩るイベントと呼べるのが、ほおずき市です。これは、約250もの露店が境内に集まり、ほおずきの鉢植えを所狭しと並べるというもので、かつてはほおずきの実が生薬として重宝されていたことに由来します。

毎年7月の決まった日に開催されていますが、この日はお参りすると4万6千日分の功徳があるという言い伝えのある縁日「四万六千日」に当たっています。そのため、ご利益を求めて参拝した人たちが、帰りに縁起物としてほおずきを買い求める姿が見受けられます。一方、浅草の年の瀬を代表するイベントとなっているのが、歳の市です。

これは毎年12月中旬に行われるお祭りで、会場はやはりお寺の境内です。元々は新年を迎えるに当たって必要な正月用品などを売る臨時の市場でしたが、現在では羽子板を売る店が目立つことから、羽子板市との別名もあります。デザインに趣向を凝らした色とりどりの羽子板は縁起物として人気が高く、売買が成立するたびにあちこちで威勢の良い三本締めの声が響きます。エキゾチックな風情があることから、海外から訪れた観光客が買い求める姿もよく見られます。

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